オリーブとニールズ・ヤード

私は中・高と雑誌「オリーブ」の熱心な愛読者でした。
あのころ(90年代)のマガジンハウスはいい仕事してたと思う。Oliveもananも。当時はまだアニエスbが青山くらいにしか店がなくオシャレぴーぷるの憧れブランドで、アローズも「マリナ・ド・ブルボン」とか「ジョン・スメドレー」などの「きちんと大人ブランド」を扱っている、希少なおしゃれセレクトショップだった… 一方であのころは、どこを向いてもポロの馬印が入った服を全員が制服みたいに着ていて、ヒップホップとかソニプラとかのアメリカン・カルチャーが威張っていてヨーロピアンは肩身が狭かった。そのなかでオリーブの小粋ヨーロピアン的雰囲気はとても貴重だったと思う。
私はそうゆうすてきアイテムを身につけるセンスも金もなかった(今もない…)けど、文化的なことでオリーブに習ったことはほんとにたくさんあると、感じる。ああ、あのころのオリーブはほんとにすばらしかったです。90年代後半にはなんか読むのが気恥ずかしいような雑誌に変わってしまい、休刊してしまったけれど…無念。
オリーブの基本的イメージはパリジェンヌだったと思うので、フランスもの中心でイギリスってほとんど出てこなかった気がする。(スメドレー、J&Mダビッドソン、スマイソン、くらいかな) でも一回、「イギリス留学」というテーマで特集をしたことがあって、それは読み返しすぎて今でも覚えているくらい印象的だった。思えば、それが私の出会った最初のイギリスイメージだ、ということに最近気がつきました。それはもちろん今私が知っている多文化・多人種のロンドン、とはかけ離れた「古きよきイギリス」なのですが、田舎のボーディング・スクールに通う日本人高校生のリポートなどあって、乗馬してたりして、「ヨーロッパ」を感じさせられたものです。
オリーブはイメージを大切にしていて、写真は本当にきれいでアーティスティックな感じのものが多かった。よく切り抜いたりしてました。その中で、よ〜く覚えていた写真が、例の「イギリス留学特集」にあった「ニールズ・ヤード」の写真だということを、これまた最近思い出したのです。
「ニールズ・ヤード」とはNeal’s Yard Remediesのお店のことで、今では日本にもたくさんお店があります。でも90年代当時はほとんどなかったと思うの。ハーブを使った自然派スキンケアやレメディのお店で、きれいなブルーの壜に入っているのがステキ。オリーブには、コベント・ガーデンにある本店の写真が載っていたのですが、なんかこれがもう超よかった。思わず切り抜いた中学生の私…って、憧れていたくせに私はずっと忘れていました、ニールズ・ヤードのことを。何回もイギリスに来てたくせに。バカバカ〜
本当に最近、「帰国したらしばらく来れないかもしれないし、イギリスで買えるものといったらなにかしらん?」とふと考えた時に、「ニールズ・ヤード」を思い出したのです!もともと私はスキンケアやハーブ・アイテムが超好き。化粧よりこっちのほうが好きです。思わずネット検索すると、なんと「SALE」ではありませんか!きゃ〜〜 
脳内ドーパミンが出まくってしまいさんざん迷った挙句、日本の知り合いに「おみやげ」と称して「ホホバ&カモミール」のヘアコンディショナーと、「スタディ」用のハーブ・ローション、「ストレス」用のキットなどを買う。あと愛用しているラベンダーのエッセンシャル・オイルがなくなってしまったので、それも買う。セール品はかなりお買い得でした。やっぱりこのブルーの壜は素敵。使い心地もかなりよいです(自分で使ってる…)。中学生のころの夢が叶いました(笑)オンラインショップでですが。
なんと今ではアマゾンでも買えるらしく隔世の感ありですが、イギリスのショップにはかなり日本で買えないものがたくさんあるようで、気になる…(*_*) これはアマゾンからですが、気になるアイテム。

ニールズヤードレメディーズレメディーズ アロマティックマッサージオイル 100ml

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 このラベンダー、マジョラム、ゼラニウムのオイルはリラックスによさそう。マジョラムは片頭痛や生理痛にも良いとのことです。
ニールズ・ヤードとハーブについてはまた続きを書きます。この後コベント・ガーデンに実際に行きました。